专利摘要:
DC−DCコンバータで用いられる集積回路(10)であり、前記DC−DCコンバータで用いられていない時に、静電気放電によるダメージから保護される。前記集積回路は、制御回路(11)と、前記集積回路(10)の第1及び第2の端子(10a,b)間に結合されたスイッチングトランジスタ(12,20)と、を含む。DC−DC変換の間、前記制御回路は前記スイッチングトランジスタの周期的なスイッチングを制御する。前記集積回路(10)は、さらに、静電気放電(ESD)保護回路を備える。それは、前記集積回路(10)の端子(10a,b)間の入力と、検出トランジスタ(164)に結合された出力と、を有するハイパスフィルタ回路(160,162)を有する。前記検出トランジスタ(164)は、チャージャブル回路(17)を充電する。前記検出トランジスタ(164)と前記チャージャブル回路(17)との間のノードに基づいて、前記スイッチングトランジスタ(12,20)は、前記検出トランジスタ(164)が導電性になるとき、導電性にされる。ハイパスフィルタ回路(160,162)を用いることにより、前記ESD保護回路は通常の使用外で機能させられる。前記DC−DCコンバータが複数のスイッチングトランジスタを含むとき、全ては、好ましくはESDの検出次第導電性にされる。
公开号:JP2011507477A
申请号:JP2010538773
申请日:2008-12-19
公开日:2011-03-03
发明作者:ディーパク、ハヤナナ;ヨルホス、クリストフォラウ
申请人:エスティー‐エリクソン、ソシエテ、アノニム;
IPC主号:H02M3-155
专利说明:

[0001] 本発明は、DC−DCコンバータ回路を備える集積回路に関する。]
背景技術

[0002] DC−DCコンバータは、集積回路内の回路が特殊な電源電圧を必要とするときに用いられ得る。DC−DCコンバータはインダクタとトランジスタスイッチを用い、インダクタを一時的に異なる電源端子に接続すると共にそこから切断し、特殊な電源電圧を生成する。DC−DCコンバータのトランジスタスイッチは、DC−DCコンバータの制御回路と共に、集積回路に集積化され得る。DC−DCコンバータの全ての回路が集積化される必要はない。多くの場合、DC−DCコンバータのインダクタは集積回路の外部の個別部品である。]
[0003] 米国特許第6,028,755号はDC−DCコンバータの一例を開示する。このコンバータは、インダクタの一方の端子と接地との間に結合された第1のトランジスタスイッチと、その一方の端子と電源入力との間に結合された第2のトランジスタスイッチと、を備える。]
[0004] さらに、コンバータは、トランジスタスイッチのゲートに結合された出力を有する、制御回路を備える。この制御回路は、スイッチがオン及びオフに切り替えられる時点を制御することにより、出力電圧を調整する。さらに、制御回路は、DC−DCコンバータのキャパシタの過電圧保護を提供する。]
[0005] 入力及び出力電圧の分圧された低いバージョンを基準電圧と比較し、そして、トランジスタスイッチを導電性にして、過電圧の場合に電源をショートする回路が提供される。]
[0006] 米国特許第4,672,303号は、過電圧保護回路を有するDC−DCコンバータを同様に示す。ここに、出力電圧の分圧された低いバージョンは、基準電圧と比較され、そして、過電圧の場合に電源をショートするのに用いられる。]
[0007] DC−DCコンバータのトランジスタスイッチは、多量の電流を通さなければならない。その結果、集積回路のかなりの回路面積を占めるトランジスタスイッチが用いられなければならない。この問題は、トランジスタスイッチが集積回路の出力端子に接続されるという事実によって悪化させられる。このことは、集積回路の輸送と取り扱いの間、それが回路に搭載される前に、静電気放電(ESD)によるダメージから保護する目的で、特殊な、大きい面積のトランジスタが用いられなければならないことを意味する。]
[0008] 特に、DC−DCコンバータの回路に必要とされる集積回路の面積を削減することが目的である。]
[0009] 請求項1の集積回路が提供される。ここに、ハイパス回路が、ESDパルスが生じる時にチャージャブル回路の充電を引き起こすのに用いられる。チャージャブル回路は、論理回路を制御して、DC−DCコンバータのスイッチングトランジスタを導電性にする。従って、集積回路がまだ回路に搭載されていなくとも、ESD保護が提供される。DC−DC変換用のスイッチングトランジスタも、このESD保護を提供するのに用いられ、そのため、追加の回路面積が放電トランジスタ用に犠牲にされる必要は、ない、又は、より少ない。]
図面の簡単な説明

[0010] これら及び他の目的と、有利な態様は、例となる実施形態の説明から、以下の図面を用いて明らかになるであろう。
図1はDC−DCコンバータ回路を備える集積回路を示す。
図2はDC−DCコンバータ回路を示す。
図3は論理回路を示す。
図4は論理回路を示す。] 図1 図2 図3 図4
実施例

[0011] 図1はDC−DCコンバータを示し、DC−DCコンバータの一部は集積回路10に含まれている。さらに、DC−DCコンバータはキャパシタとインダクタ18とを備え、それらは集積回路10に結合されている。組み立てに先立って、集積回路10は、別々に、つまりキャパシタ及び/又はインダクタ18に接続されずに、取り扱われ得る。] 図1
[0012] 集積回路10は、制御回路11、第1のスイッチングトランジスタ12、第2のスイッチングトランジスタ14、第1及び第2の論理回路13,15、ESD検出器回路16およびチャージャブル回路17を備える。制御回路11は、任意の適切なDC−DCコンバータ制御回路であり得る。このような回路はそれ自体が知られている。制御回路11は、DC−DCコンバータの様々な部分に結合された入力(図示せず)を有し得、それにより電圧及び/又は電流を測定し、それから出力制御信号を得る。制御回路11は、第1及び第2の論理回路13,15の第1の論理入力に結合された出力を有する。]
[0013] 第1の論理回路13は、第1のスイッチングトランジスタ12のゲートに結合された出力を有する。第1のスイッチングトランジスタ12は、集積回路10の第1及び第2の端子10a,b間に結合された主電流チャネルを有する。第2の論理回路15は、第2のスイッチングトランジスタ14のゲートに結合された出力を有する。第2のスイッチングトランジスタ14は、集積回路10の第2の端子10bと第3の端子10cとの間に結合された主電流チャネルを有する。第1及び第2のスイッチングトランジスタ12,14は、各々NMOS及びPMOS電界効果トランジスタ、PMOS及びNMOS電界効果トランジスタ、又は、同様なトランジスタのような、互いに逆導電型のトランジスタであり得る。第1の端子10aは接地端子であり得、特に、半導体基板部分またはウェルに結合され得、第1のスイッチングトランジスタ12は実現される。第3の端子10cは、基板部分またはウェルに接続され得、第2のスイッチングトランジスタ14は実現される。第1のスイッチングトランジスタ12及び第2のスイッチングトランジスタ14は、“ノーマリー・オフ”トランジスタであり得、それは、それらがゼロのゲート・ソース電圧で有意な導電性がないようなレベルのしきい値を有するトランジスタである。]
[0014] 通常動作のために、集積回路10は、インダクタ18の様な外部の回路と、例えばプリント回路基板上に、組み立てられる。電源がスイッチをオンにされると、制御回路11は動作状態になり、そして、それは第1及び第2のスイッチングトランジスタ12,14のオン/オフ・スイッチングを制御し、DC−DCコンバータ動作を任意の適切な方法で提供する。]
[0015] DC−DCコンバータ動作は、それ自体が知られているので、このことは説明されないであろう。]
[0016] 集積回路10が他の回路素子と組み立てられる前又は後、電源がスイッチをオンにされない時、静電気放電は集積回路10の端子間の電圧パルスをもたらし得る。第1のスイッチングトランジスタ12がNMOSトランジスタである時、それは、第2の端子10bの電圧が第1の端子10aに対して負になるパルスを、その固有のダイオードに起因してショートさせるであろう。同様に、第2のトランジスタ14がPMOSトランジスタである時、第3の端子10cの負のパルスはショートされるであろう。第2の端子10b又は第3の端子10cの電圧が第1の端子10aに対して正(又は、逆極性のトランジスタの場合は負)になる時、問題が発生する。ESD検出器回路16は、チャージャブル回路17と第1及び第2の論理回路13,15と一緒に、このような環境下で作動し、ダメージから保護する。]
[0017] ESD検出器回路16は、集積回路10内に設けられると共に、第1のキャパシタ160、第1の抵抗器162、及び、検出トランジスタ164を備える。チャージャブル回路17は、集積回路10内に同様に設けられると共に、第2のキャパシタ170及び第2の抵抗器172を備える。第1のキャパシタ160は、第3の端子10cと検出トランジスタ164のゲートとの間に結合されている。第1の抵抗器162は、検出トランジスタ164のゲートと第1の端子10aとの間に結合されている。留意され得るように、第1のキャパシタ160と第1の抵抗器162は共に、微分回路(differentiator circuit)を形成する。検出トランジスタ164は、“ノーマリー・オフ”トランジスタであり、それは、そのゲートと第1の端子10aとの間のゼロ電圧で、有意な電流を伝えない。実施形態では、第1のスイッチングトランジスタ12は各々NMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタであり、検出トランジスタ164は各々NMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタであり得る。]
[0018] 第2のキャパシタ170と第2の抵抗器172は、第3の端子10cと検出トランジスタ164のドレインとの間に並列に結合されている。検出トランジスタ164のソースは、第1の端子10aに結合されている。検出トランジスタ164のドレインは、論理回路13,15の第2の入力に結合されている。論理回路13,15は、従来の論理ゲートを備え得、それは、出力ノードと第1の端子10aとの間に直列又は並列に結合された主電流チャネルを有する第1のトランジスタと、出力ノードと第3の端子10cとの間に直列又は並列に結合された主電流チャネルを有する第2のトランジスタと、を備え、第1及び第2のトランジスタは、互いに逆の導電型であり、論理回路の入力はトランジスタの制御電極に結合されている。]
[0019] 静電気放電(ESD)から保護する動作で、ESD検出器回路16は、ESDに起因する第1の端子10aと第3の端子10cとの間の高速な立ち上がりの電圧差に応答する。実施形態で、第1のキャパシタ160と第1の抵抗器162は、10ナノ秒のRC時間(RC time)をもたらす、抵抗及び容量値を有する。実施形態で、抵抗及び容量値は、RC時間が、DC−DCコンバータの通常動作の一部として生じる何れの信号の立ち上がり時間よりも短い様に、選択される。このことは、電源が集積回路に接続されている時に、ESD検出器回路16が通常動作で機能しないという効果を有する。]
[0020] 実施形態で、第1のスイッチングトランジスタ12がNMOSトランジスタであり、ESDに起因する第1の端子10aと第3の端子10cとの間の電圧差に十分高速な立ち上がりが存在する時、第1のキャパシタ160と第1の抵抗器162は、検出トランジスタ164のゲート電圧を検出トランジスタ164のしきい値電圧より高く上昇させる。その結果、検出トランジスタ164のドレインの電圧は第1の端子10aの電圧に引き寄せられ、そして、第2のキャパシタ170は、ほぼ第1の端子10aと第3の端子10cとの間の電圧に充電される。高速な立ち上がり後、第1の端子10aと第3の端子10cとの間のESD誘発電圧差は、一般的に、より低速に、例えば1マイクロ秒で低下する。第2のキャパシタ170と第2の抵抗器172は、このオーダー又はより長い、例えば1マイクロ秒のRC時間をもたらす抵抗及び容量値を有する。第1のキャパシタ160と第1の抵抗器162の高速に微分する応答により、検出トランジスタ164は、この期間において非導電性になる。第2のキャパシタ170は、次に、第3の端子10cと論理回路13,15の第2の入力との間の電圧差を保持する。]
[0021] 論理回路13,15は、通常の電源が第1及び第3の端子10a,c間で利用できる時、及び、電源電圧の代わりのESDに起因する電圧で、両方、機能する。後者の場合、電圧が第2のキャパシタ170と第2の抵抗器172にわたって生じた時、第2のキャパシタ170の電荷に起因する電圧が論理回路13,15への入力として用いられる。第1の論理回路13は、第1のスイッチングトランジスタ12のゲート及びソースを、第3の端子10cに結合する。従って、一般的に各々通常動作の間又はESDパルスの後の場合である(第2のスイッチングトランジスタ14のソースが第3の端子10cに結合されている)、十分な電圧差が第1及び第3の端子10a,c間に存在するという条件で、制御回路11がその様にする信号を供給する時、及び、検出トランジスタ164が導電性にされた後で、両方、この電圧はそのしきい値レベルより高く上昇される。同様に、第2の論理回路15は、第2のスイッチングトランジスタ14のゲートを第1の端子10aに結合する。従って、一般的に各々通常動作の間又はESDパルスの後の場合である(第2のスイッチングトランジスタ14のソースが第3の端子10cに結合されている)、十分な電圧差が第1及び第3の端子10a,c間に存在するという条件で、制御回路11がその様にする信号を供給する時、及び、検出トランジスタ164が導電性にされた後で、両方、このことは、第2のスイッチングトランジスタ14のソースとゲートとの間の電圧を、そのしきい値レベルより高く上昇する。]
[0022] このようにして、両方の第1及び第2のスイッチングトランジスタ12,14は、第1の端子10aと第3の端子10cとの間の高速な立ち上がりの電圧差に応答して、導電性にされ、そして、十分な電圧差が第1及び第3の端子10a,c間に存在するという条件で、それらは、第2のキャパシタ170と第2の抵抗器172によって決定される期間の間、導電性のままである。従って、過剰なESDに起因した電荷の差は、第1の端子10a及び第3の端子10c間で除去される。]
[0023] 通常動作で、両方の第1及び第2のスイッチングトランジスタ12,14を同時に導電性にすることは、通常好ましくないことに留意すべきである。というのも、このことは、電源とトランジスタに起こり得るダメージを与える効果がある、トランジスタを介した電源のショートをもたらすからである。通常動作で、第1及び第2のスイッチングトランジスタ12,14のゲート電圧は、制御回路11により制御される。制御回路11に制御されて、第1及び第2のスイッチングトランジスタ12,14の多くて1つが、その時に導電性にされる。好ましくは、論理回路13,15は、動作させる前に開路(ブレーク)を提供し、状態間のスイッチング時、第1及び第2のスイッチングトランジスタ12,14が導電性であるオーバーラップを除外するように構成される。]
[0024] しかし、ESD検出器回路16に応答して、両方の第1及び第2のスイッチングトランジスタ12,14は、同時に導電性にされる。通常動作で、ESD検出器回路16は、動作状態になる必要はない。というのも、それは非常に高速なESDパルスのみに応答するからである。]
[0025] トランジスタの固有の特性の結果、第2の端子10bでの異常なESD電圧は、第1の端子10a又は第3の端子10cへの電流を、第1のスイッチングトランジスタ12又は第2のスイッチングトランジスタ14の基板を介して引き起こすであろう、ということが注目され得る。その結果、1つの極性のESDパルスに関して、第1の端子10aと第3の端子10cとの間に直接的に、且つ、第2の端子10bに第3の端子10cと第2のスイッチングトランジスタ14とを介して間接的に、結合された、示される様なESD検出器回路16を備えることは、十分であり得る。]
[0026] 第2のスイッチングトランジスタ14の入力側に結合された検出器回路16を用いることが好ましい。代替案として、又は、追加で、ESD検出器回路16のような、ただし、第1の端子10aと第2の端子10bとの間に直接的に結合された、検出器回路が備えられ得る(図示せず)。これは、より高い周波数の信号が、通常の使用の間、検出器の入力に存在するであろうという、誤った検出の危険性がある不都合を有する。より複雑なハイパスフィルタがESDパルスのみを検出するのに必要とされ得る。さもなければ、通常の使用が検出された時に検出器を無効にする、いくつかのESD検出を無効にする危険性があるディスエーブル入力が必要とされるであろう。第1の端子10aと第2の端子10bとの直接的な間の、この様な検出器を備えて、追加の検出器により制御される論理回路13,15のトランジスタは、第3の端子10cの代わりに第2の端子10bに結合されたそれらの主電流チャネルを有し得る。このことは、より多くの電荷が除去されるであろうことを確実にする。第3の端子10cに結合されたそれらの主電流チャネルを有する、論理回路13,15の他のトランジスタは、第3の端子10cに結合され続け得、その結果、通常動作は妨げられない。また、共用された検出器回路が、両方の第2の端子10bと第3の端子10cとの各々に直接的に結合されるフロントエンド入力と共に、用いられ得る。]
[0027] 第1のスイッチングトランジスタ12と第2のスイッチングトランジスタ14が、第3の端子10cと第1の端子10aとの間のESDパルスの検出に応答して、同時に導電性にされる実施形態が示されたが、代わりに、第1のスイッチングトランジスタ12のみが、第2の端子10bと第1の端子10aとの間のESDパルスに応答して、検出器回路が備えられてこれらの端子間のパルスを検出する時、導電性にされ得ることに留意すべきである。第3の端子10cと第1の端子10aとの間に結合された主電流チャネルを有する、追加のスイッチングトランジスタ(図示せず)が、ゲートが第3の端子10cと第1の端子10aとの間のESDパルスを検出する検出器回路に結合されて、備えられ得る。従って、この追加のトランジスタは、第3の端子10cと第1の端子10aとの間のESDパルスに応答して、導電性にされ得る。]
[0028] 動作は、第1のスイッチングトランジスタ12がNMOSトランジスタであると共に第2のスイッチングトランジスタ14がPMOSトランジスタである一例に関して説明されたが、当然、第1のスイッチングトランジスタ12がPMOSトランジスタであり得ると共に第2のスイッチングトランジスタ14がNMOSトランジスタであり得る。この場合、検出トランジスタ164は、同様にPMOSトランジスタであり得る。この場合、電圧差の反転された極性に対して生じる事象を除いて、同じ動作が生じる。]
[0029] 検出器回路16は様々な代わりの方法で実現され得ることが、理解されるべきである。例えば、図示される様な最小数の部品を有する微分回路の代わりに、ハイパス特性を有する抵抗とキャパシタの任意のネットワークが用いられ得る。同様に、単独の検出トランジスタ164の代わりに、トランジスタの組み合わせが用いられ得ると共に、第2のキャパシタ170と第2の抵抗器172の代わりに、検出トランジスタ164からの電流に応答して電圧が作られるようにする、任意の負荷回路が用いられ得る。例えば、複数の抵抗器の直列の配置が用いられ得、高い抵抗値を提供する。例えば、論理的に反転した信号が通常動作の間に制御回路11から供給されるときに、又は、論理回路13,15が、例えば、制御回路11の論理機能の一部として、追加の論理入力を用いて他の論理機能を実行するために用いられるときに、論理回路13,15の代わりに、異なる機能を有する回路が用いられ得る。]
[0030] 図2は、第1及び第2のトランジスタが、並列の主伝導チャネルを有する複数のスイッチングトランジスタ20,20a,22,22aにより各々置換された、DC−DCコンバータ回路を示す。一例として2つのトランジスタが示されているが、より多くの物が用いられ得る。通常動作で、制御回路11は、各々の複数の異なるトランジスタの個々のスイッチングを、論理回路23,25によって制御する。このことは、それ自体知られており、そして、それはDC−DCコンバータの動作に用いられ得、それにより、例えば、端子10a−cが互いに結合されているインピーダンスを選択する。] 図2
[0031] ESDパルスを扱うために、論理回路23,25は、制御回路からの何れの(スプリアス(誤った))信号をも退け、そして、全てのスイッチングトランジスタ20,20a,22,22aを、ESDパルスの検出に応答して導電性にする。]
[0032] 図3及び4は、論理回路23,25の実施形態を示す。図3は、第1のスイッチングトランジスタ20,20aを制御する論理回路を示す。論理回路は、第1及び第2のNANDゲート30,32と、その論理入力信号A,B,Cの論理機能NAND(A,OR(B,C))を作る複合論理回路34とを含む。一例として、複合論理回路34のトランジスタ構造が示されている。NANDゲート30,32と複合論理回路34の正及び負電源が、第1及び第3の端子10a,cに結合されている。第1のNANDゲート30の入力信号は、制御回路(図示せず)により供給される。従って、第1のNANDゲート30は、制御回路の一部として見なされ得る。] 図3
[0033] ESD検出は、通常動作で用いられる第1のスイッチングトランジスタの第1及び第2のもの20,20aの制御における区別を無効にする、ことに留意すべきである。第1のスイッチングトランジスタの第1のもの20に関して、第1のスイッチングトランジスタの第1のもの20のゲート電圧は、第1のNANDゲート30の出力信号によって決まる。第1のスイッチングトランジスタの第1のもの20のゲート電圧は、第2のNANDゲート32によって、第1のNANDゲート30の出力信号と、ESD検出器回路16及びチャージャブル回路17により生成される信号とのNANDとして、出力36にて供給される。従って、第1のスイッチングトランジスタの第1のもの20のゲートは、チャージャブル回路17からの信号が第3の端子10cに対して低い時、第2のNANDゲート32のトランジスタ(図示せず)を介して、第3の端子10cに結合される。通常動作で、チャージャブル回路17は、論理ハイを出力する。この場合、第1のスイッチングトランジスタの第1のもの20のゲート電圧は、第1のNANDゲート30の出力信号によって決まる。]
[0034] 第1のスイッチングトランジスタの第2のもの20aに関して、第1のスイッチングトランジスタの第2のもの20aのゲート電圧は、出力38にて複合論理回路34によって供給される。通常動作で、第1のNANDゲート30からの信号に加えて、制御回路からの追加の信号が複合論理回路の入力34aにて必要とされ、第1のスイッチングトランジスタの第2のもの20aのゲートをハイに駆動する。ESDの検出次第、第1のスイッチングトランジスタの第2のもの20aのゲートは、チャージャブル回路17からの信号が第3の端子10cに対して低い時、複合論理回路34のトランジスタを介して第3の端子10cに結合される。]
[0035] さらに、有利な態様は、チャージャブル回路からの出力が、スイッチングトランジスタ20のゲートに結合された、最終の論理ステージを制御するのに用いられることに留意され得る。従って、高速な応答と、スプリアス信号からの独立とが実現される。より前のステージの制御も可能であるが、効果がより低い。]
[0036] 図4は、第2のスイッチングトランジスタ22,22aを制御する論理回路を示す。論理回路は、第1及び第2のNORゲート44,46と、複合論理回路40とを含む。NORゲート44,46と複合論理回路40の正及び負電源が、第1及び第3の端子10a,cに結合されている。複合論理回路40は、その論理入力信号A,B,C,Dの論理機能NOR(A,AND(B,C,D))を作るように構成されている。入力信号B,C,Dは制御回路(図示せず)から来ると共に、入力信号Aはチャージャブル回路17からの信号を論理的に反転させることで得られる。複合論理回路40の出力48aは、第2のスイッチングトランジスタの第1のもの22のゲートに結合されている。従って、チャージャブル回路17の出力での論理ロー信号は、複合論理回路40のトランジスタ(図示せず)に、第2のスイッチングトランジスタの第1のもの22のゲートを第1の端子10aに結合させる。複合論理回路40の出力は、第1及び第2のNORゲート44,46の直列の配置を介して、第2のスイッチングトランジスタの第2のもの22aのゲートに、出力48bにて結合されている。] 図4
[0037] 第1のNORゲート44は、第2のスイッチングトランジスタの第2のもの22aの駆動を無効にする追加信号用の、制御回路の出力に結合された入力44aを有する。第2のNORゲート46は、インバータを介してチャージャブル回路に結合された入力を有する。従って、ESD検出に起因するチャージャブル回路の出力での論理ローは、第2のNORゲート46のトランジスタ(図示せず)に、第2のスイッチングトランジスタの第2のもの22aのゲートを第1の端子10aに結合させる。]
[0038] この場合もまた、チャージャブル回路からの出力は、第2のスイッチングトランジスタ22aのゲートに結合された、最終の論理ステージを制御するのに用いられる。従って、高速な応答と、スプリアス信号からの独立とが実現される。]
[0039] 理解される様に、図1の実施形態の論理回路13,15の構造は、1つだけの出力が第1の出力トランジスタ12に、且つ、1つが第2の出力トランジスタ14に必要とされることを除き、同様であり得る。また、当然、同様な論理機能の異なる実施が用いられ得、又は、制御回路11からの1つ又は複数の信号に基づく異なる論理が用いられ得る。] 図1
[0040] 開示された実施形態の他の変形例は、クレームされた発明を実施するときに、図面、開示及び添付された請求項の検討から、当業者に理解されると共に達成され得る。請求項で、語句「備える(”comprising”)」は他の要素又はステップを除外せず、且つ、不定冠詞「1つの(”a”又は”an”)」は複数を除外しない。1つのプロセッサ又は他の装置は、請求項に記載された様々な事項の機能を実行し得る。ある手段が互いに異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に用いられ得ないということを示さない。コンピュータプログラムは、他のハードウェアと一緒に又はその一部として供給された光記録媒体又は固体媒体のような、適切な媒体に記録/配布され得る。しかし、それはインターネット、又は、他の有線若しくは無線通信システムを介する様な、他の形態でも配布され得る。請求項の何れの参照記号も、範囲を限定するように解釈されるべきではない。]
权利要求:

請求項1
DC−DCコンバータの回路を備える集積回路(10)であって、前記DC−DCコンバータの前記回路は、制御回路(11)と、前記集積回路(10)の第1及び第2の端子(10a,b)間に結合されたスイッチングトランジスタ(12,20)と、を含み、前記集積回路(10)は、さらに、静電気放電保護回路を備え、前記静電気放電保護回路は、−出力を有すると共に、前記第1及び第2の端子(10a,b)間に結合された入力を有する、ハイパスフィルタ回路(160,162)と、−前記ハイパスフィルタ回路(160,162)の前記出力に結合された制御電極と、主電流チャネルと、を有する検出トランジスタ(164)と、−前記第1及び第2の端子(10a,b)間の前記主電流チャネルに直列に結合されたチャージャブル回路(17)と、−前記検出トランジスタ(164)の前記主電流チャネルと前記チャージャブル回路(17)との間のノードに結合された論理入力と、前記制御回路(11)の出力に結合された追加の論理入力と、を有する論理回路(13)と、を備え、前記論理回路(13)は、前記スイッチングトランジスタ(12,20)の制御電極に結合された出力を有し、前記論理回路は、前記検出トランジスタ(164)が導電性になる時に前記スイッチングトランジスタ(12,20)を導電性にする論理機能を有する、集積回路。
請求項2
−前記集積回路の前記第2の端子(10b)と第3の端子(10c)との間に結合された主電流チャネルを有する、追加のスイッチングトランジスタ(14,22)を備え、前記スイッチングトランジスタ(12,20)と前記追加のスイッチングトランジスタ(14,22)とは、互いに逆の極性を有し、−前記ノードと、前記追加のスイッチングトランジスタ(14,22)の制御電極と、の間に結合された追加の論理回路(15)を備え、前記追加の論理回路は、前記検出トランジスタ(164)が導電性になる時に前記追加のスイッチングトランジスタ(14,22)を導電性にする論理機能を有する、請求項1に記載の集積回路。
請求項3
前記論理回路(13)と、前記追加の論理回路(15)とは、前記第1及び第3の端子(10a,c)に各々結合された電源入力を有する、請求項2に記載の集積回路。
請求項4
追加のスイッチングトランジスタ(20a)を備え、前記スイッチングトランジスタ(20)と前記追加のスイッチングトランジスタ(20a)とは、並列に結合された主電流チャネルを有し、前記論理回路(13)は、前記スイッチングトランジスタ(20)と前記追加のスイッチングトランジスタ(20a)とを、個々にスイッチオフするための入力を有し、前記論理回路(13)は、前記検出トランジスタ(164)が導電性になる時に、両方の前記スイッチングトランジスタ(20)と前記追加のスイッチングトランジスタ(20a)とを導電性にするように構成されている、請求項1に記載の集積回路。
請求項5
前記ハイパスフィルタ回路(160,162)のカットオフ周波数は、少なくとも、前記ハイパスフィルタ回路(160,162)が、前記集積回路(10)の通常動作において前記制御回路(11)により生成された任意の信号に応答して生成された全ての信号を遮断するだけ、高い、請求項1に記載の集積回路。
請求項6
前記集積回路の前記第2の端子(10b)と、第3の端子(10c)と、の間に結合された主電流チャネルを有する追加のスイッチングトランジスタ(14,22)を備え、前記第3の端子(10c)は、DC−DC変換動作用の前記集積回路の電源入力として機能し、前記ハイパスフィルタ回路(160,162)と、チャージャブル回路(17)及び前記検出トランジスタ(164)の前記主電流チャネルの前記直列の配置とは、各々、前記第1及び第3の端子(10a,c)間に直列に、且つ、前記第2の端子(10b)に前記追加のスイッチングトランジスタ(14,22)の前記主電流チャネルを介して、結合されている、請求項5に記載の集積回路。
請求項7
前記論理回路(13)は、前記スイッチングトランジスタ(12,20)の前記制御電極と、前記第2の端子(10b)に直接的に又は間接的に結合される電源ノードと、の間に結合された主電流チャネルを有する論理トランジスタを備え、前記論理トランジスタは、前記検出トランジスタ(164)の前記主電流チャネルと、前記チャージャブル回路(17)と、の間の前記ノードに結合された制御電極を有し、そのため、前記論理トランジスタの前記制御電極の電圧は、前記検出トランジスタ(164)の前記主電流チャネルと、チャージャブル回路(17)と、の間の前記ノードの論理レベルの1対1の関数である、請求項1に記載の集積回路。
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